エボラ出血熱は、アフリカのゴリラの45%を消滅させる可能性あり 2P

エボラ・ウイルスはすでに霊長類に感染しており、霊長類の社会的グループや生存率、繁殖の方法に深刻な影響を与える可能性があります。
現在の段階では、エボラに感染した個体を群れから取り出さなくてはなりませんが、野生動物にまで手が回らないのが実情です。
生態学者、ピーター・ウォルシュ(Peter Walsh)はケンブリッジ大学との、コンゴの聖域での共同研究で、2000年代初めに2つのエボラの流行があり、ゴリラの90-95%が消滅したことを観察してきました。
ウォルシュと、彼の研究チームは、一つの世代だけでゴリラの人口全体の45%が消滅するだろうと警告しています。
病気の様々な異なる影響を統合するような複雑なモデルを開発する必要がありますが、そのためには個体数の長期的な観察が必要となります。
研究の主要著者であるレンヌ大学のパスカリン・ル・グア(Pascaline Le Gouar)は、エボラは、ゴリラの生存率と繁殖率を減少させると同時に、ゴリラの群れの間での社会的な活動を乱すことになると語っています。
以前の流行時には、群れの間でのオスとメスの移動が増加し、通常の群れでは起こらないような、成人のメスの非繁殖グループへの移動などが観察されています。
流行から6年が経過すると、ほとんどの人口動態は流行以前の状態に戻っていますが、人口の回復は非常にゆっくりとしか生じません。

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