ムンバイのダラビにあるシャンティタウンは、鉄道のすぐ側に拡がる世界でも最大規模のスラム街です。
両親は、線路に隣接した場所に建てられたその場しのぎの竹の小屋の中で調理や洗い物をしています。
インドでは経済ブームが起きていますが、インドの3億6000万の貧しい人々が凄惨な条件の中で生活し続けています。
インドの写真家、Debosmita Dasは、3kmのわたって拡がるスラム街を訪問し、彼らの危険な生活を撮影しています。
彼らの住まいから30cmも離れていないところを列車が10-20分おきに通り過ぎています。
日常生活の殆どを線路の中で送っているということは、列車に轢かれる可能性も大きいということです。
このスラムに住む人々の多くは、西ベンガル州の別の地域あるいは隣接する州から生活費を稼ぐためにコルカタにやってきています。
恒久的な住居がなく、生活費も高くなり続けるので、彼らは、危険を承知でこのように電車の側で暮らさなくてはなりません。
このスラムの住民は一つの大きな家族のように裏しています。
その経済成長にもかかわらず、このようなスラム地域は拡大し続けています
経済的に急速に大きく成長しているにも関わらず、インドの貧富の格差は拡大し続けていて、このようなスラム地域も成長を続けています。
2014年5月に初めて訪れて以来彼女は既に9回も足を運んでいます。
最初に写真を撮り始めた時は住民の人々はかなり警戒していましたが、何回も訪れるうつに撮影されることにも慣れてきたようです。
この撮影をしながらさまざまな感情が沸き起こります。
あるときは彼らが日々直面している過酷な状況を見ると心が痛みますが、別のときには、彼らの結束力は私たち一人ひとりが学ぶべきものだと感じます。